見せる筋肉は鍛えないといけない。けど、日常で使う筋肉は?
福岡に帰ってきましたよー。
東京で会った友達が、こんなことを
言ってました。
「仕事をしていると、膝が痛かったり、
腰が痛かったり、体がしんどい。
やっぱり体を鍛えてないから、姿勢を保てないんだろうなー」
そう言われて、ちょっと違和感があったので、改めて考えてみたんです。
もしも目的が、モデルさんやアスリートみたいに、「人に見せるとか、競うとか」であれば確かに鍛えないといけないと思うんです。
でも、「日常生活を快適に送りたい」が
目的なら、鍛えるっていうよりも、
バランスよく使えるようにするって
いうほうがしっくりくるなぁーと。
今、体に不調が出ているということは、偏った使い方が習慣化しているということ。
それを正しい使い方に変えないといけないので、慣れるまではそれなりに大変だとは
思います。
でも、それは鍛えるというより、見つけるという感じ。
今まで使ってた、目立つスイッチじゃなく、
ひっそりと奥の方に隠れてたスイッチを
見つけて、それを使うようにしていく感じというか……
そのスイッチは奥の方にひっそりと隠れてただけあって、「使ってる感」ってあんまり
ないんです。
目立つスイッチの方は、バリバリ「使ってる感」あるし、変化がわかりやすいから
モチベーションも上がる。
けど、シンプルに、「生きていくこと」に
必要なのは隠れスイッチの方。
でも、今ってある意味「生きていくこと」が
当たり前になりすぎて、そっちには
あまり意識が向かない。
その上、「使ってる感」も感じにくいから
隠れスイッチを探そうという気には
なかなかならないんだと思うんです。
でもね、隠れスイッチは
「姿勢」だったり、「呼吸」だったり
人間が生きていくために必要不可欠なことに
関係しているスイッチなんです。
「姿勢」は、起き上がった瞬間から頭を支えるために必要になるし、
「呼吸」なんて、生きている限り、
ずっとしてる。1日あたりの呼吸数は
約2万回にもなるそうです。
そんな「姿勢」や「呼吸」に、いちいち
「使ってる感」が伴ってたらどうですか?
めっちゃ疲れません??
長い時間使うものだからこそ、「使った感」がなく、ほとんど無意識で動かせるように
なってるんです。
だけど、だからこそ、どうやって使うかって
とても大事。
すぐに結果が出るものじゃないけど、
一回コツを掴んでしまえば、
体はどんどん楽になる。
そして、調子が悪くなった時、すぐに気づけるようになるので、悪化する前に
対処できるようになる。
そういう些細な変化って、もちろん
自分自身しか気がつけない。
つまり自分が自分の1番の理解者になれます。
これって、当たり前のようでいて、なかなか
できないこと。
そしてとても大事なことです。
自分で自分を認めてあげてたら、周りで
何を言われようが、何が起ころうが
振り回されなくなるから。
結果、生きることが楽になります。
鍛えるのが楽しい人は、鍛えればいいけど、
そうじゃない人がほとんどでしょ?
楽しくないから「鍛えなきゃいけない、でもできない。やりたくない」って二の足を
踏むんですよね?
私はまさにこれ。
だから、鍛えたくない人ほど、私のレッスンを受けてみてほしいなぁと思います。
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