息を、フーッと吐けますか?その2
こちらの続き→★
息をしっかり吐くには、どうしたらいい?
という話でしたね。
浅い呼吸の時って、横隔膜が
あまり動いていないんですが、
「ゆっくり、しっかり吐き切る」
には、
横隔膜を
大きく動かさないといけません。
だけど、この横隔膜、手や足と違って
動かそうと思っても、
なかなか動かせませんよね?
それは、体の仕組みとして
そういうものなので、だいたい
誰でもそうです。
だから、横隔膜が動きやすいように
体を位置づけてあげる必要があります。
要は姿勢ですね!
って、呼吸の話をし出すと、結局姿勢の
話にもなっていくというね(笑)
冒頭の、呼吸浅いなーって思う方は、
だいたい腰痛がある方、もっと言うなら
反り腰の方が多いです。
前も、どっかで書いたと思うんですが
反り腰って一見、いい姿勢‘風’に
見えてしまうんですよねー。
胸を張るって言葉は、体を弓なりに
反らせる様子をイメージさせますよね?
どうでしょう?少なくとも私は、
そうでした。
姿勢について、ちゃんと知るまでは、
とにかく背骨を反らせまくってました。
結果、むっちゃキツイし、苦しいし、
肩と背中はカチカチ、
腰も痛くなりました……。
いいことなしやん!(笑)
体を力一杯反らすと、実際やってみると
わかりますが、肋骨がパコーンと
開いてしまうんですよね。
ヨガのアーサナ(ポーズ)では
体を傷めないよう、肋骨が開きやすい
アーサナは自分で閉じるようにします。
いつも、「肋骨開いてる!」と
怒られる私……
横隔膜というのは、肋骨の下に
膜みたいについています。
トランポリンを
思い浮かべてみてください。
トランポリンの外枠を肋骨下部、
横隔膜が付いている部分として、
ジャンプするゴムの部分を
横隔膜とします。
トランポリンの外枠だけを
どんどん広げていったら、
どうなるでしょう?
ゴムの部分はパンパンに張って
固くなりますよね?
ゴムの部分を動かそうと思ったら
えいやっと強い力で
飛び乗らなくてはいけません。
肋骨が開いてるってことは、
まさに、この
外枠だけ広げゴムがパンパンに張った
トランポリン状態です。
トランポリンならね、反動で高く飛べるし
いいんでしょうけど、
呼吸は、どうでしょう??
呼吸って1日、約二万回すると
言われています。
もちろん、そのほとんどが
無意識で
行われます。
約二万回の無意識を、えいやっと
強い力で行なっていたら……
疲れちゃってしょうがないですよね。
人間のエネルギーには、
限りがありますから、呼吸みたいに
無意識でやることに、そんなに
エネルギーを費やせない。
だから、自然と省エネ、
つまり浅い呼吸になるわけです。
逆に言えば、浅い呼吸になっているから
途中で、ぶっ倒れずに、
毎日過ごせているわけです。
でも、呼吸って、エネルギーを
生み出すために必要なものですから、
浅い呼吸だと、エネルギー不足になる。
エネルギー不足だと、体の修復も
ちゃんとできない。
だから、ぶっ倒れないけど、
なんか、しんどい……
疲れが取れない……
ってことに、なってしまうわけです。
まさに、以前の私だー!!!
そうならないために、
肋骨を閉じなければ!!!!!
では、どうすれば??→★
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